2014年11月9日日曜日

奈良少年刑務所へサイクリング

11月3日文化の日に奈良公園に出掛けました。
正倉院展が開催し、公園内ではフードフェスティバルもひらかれ
大変な人出でした もちろん私も色々食べましたよ
公園内では野外音楽コンサートもやってて
久しぶりにモダンジャズの生演奏が聞けて良かった

喧騒の奈良公園をはなれ、東大寺の西のはずれ
焼門ちかくにあるカフェに行きました
その名も「工場跡地事務所」!
古い木造の建物を利用したカフェなんですが
赴きがあると言うか落ち着いた雰囲気で
安らぎます



その昔、乳酸を利用した健康飲料を製造してたそうです
別の棟には研究所なる建物もありました
懐かしいような不思議な空間
ひげを生やした怪しい博士が出てきそうだ(笑)

室内より外を撮影
この日は北よりの季節風が強く竹やぶが大きく揺れ
窓を照らす西日と竹やぶの影が不思議な模様を作って
影絵のように揺れてました
カフェを出て焼門まえを北に進みます
奈良の町の北のはずれ旧京街道を左にとり
奈良阪と呼ばれるゆるやかな坂を上ります

すると白壁の細長い長屋のような建物が見えてきました
なんだろう?これ
石碑には「
北山十八間戸きたやまじゅうはちかんと
って刻まれてます

要約すると
「鎌倉時代に西大寺の僧、忍性が救癩(らい)施設として造った病棟で、
18間(ま)に仕切られ一室は約4畳、東端の大室に仏壇を設けている。
当初の建物は永禄10年(1567)兵火で焼け、
旧様による江戸時代の再建である。」

鎌倉時代の創建ですが、紆余曲折を経ながらも
明治時代初めまで実際に機能してたそうです
その後のらい病患者隔離政策と比べると
昔の人は情けというか思いやりが現代人よりも
大きかったのかも知れない。
再建されているのでしょうが
建物が現存してるのもすごいですね
にゃんこ発見!
こっちおいで~♪ってやったら
逃げられた><;
凹むぜ


北山十八間戸の横は三叉路になってて
角に変わった建物(アパート?)があります
右手は京都につながる旧京街道へ、左にとると般若寺に辿り着けます
ちなみにこのアパート左の電柱あたりの窪んだところに
夕日地蔵なるものがあります
たしかにこの界隈は南向きの坂になってて
とくに冬場は夕日が美しい場所なんでしょうね

三叉路の左手には浄福寺というお寺があります

お寺の西どなり、ようするに北山十八間戸の道をはさんだ向かいに
レンガ造りの古い建物を発見!
ここはなんだろう?

相当古そうでほとんど廃墟と化してます
調べてみると「旧奈良市水道計量器室」という
建物、現在は機能してないそうです

それはそうでしょうね・・・
それにしてもこの界隈は興味深い建物が多いな
旧奈良市水道計量器室の西かどを北に向かって
また坂を上ると見えてきました
レンガ造りのしょう洒な建物
そうです本日の最終目的地
奈良少年刑務所」です
ロマネスク様式の建物だそうですが
門塔上部のドームはロシアの宮殿みたい
メルヘンなロマンチックな造形ですね
そう関西で年齢が高い人は洋菓子パルナスのCMイメージですよね

知らない人は↓下記リンク動画へどうぞ
雨降りの午後に聞くとしっとり鬱な気分になれること請け負います(笑)

私が子供のころ3-4歳くらいかな
   はしかに掛かって高熱にうなされてたとき
   このCMがテレビでやってたのが
  ヤケに記憶に残ってます
   ぼくもこのソリに乗せられてどっか遠くの
     知らないとこ(あの世)にいくんだって
                  
話しが大きく逸れました、元にもどします(^^;)

正門前を撮影
設計はジャズピアニスト山下洋輔の祖父
山下啓次郎」さんです
なぜこのような立派な建物が建てられたかというと
新生明治政府が近代国家・日本をヨーロッパ先進国へ
ピールするためだったらしい
内部にもレンガ造りの美しい建物があります

高くて長い煉瓦の塀 
奥の左側に先ほどの正門があります

ちなみにこの施設は
犯罪傾向が進んでおらず年齢が若いなど、
更生の見込みが大きいと考えられる者を中心に収容しており、
伝統的に矯正指導が盛んとなっています

今回の探索の相棒
ジャイアント RX3 
距離を走りへたったチェーンとスプロケカセットを交換
前後ディレーラーの調整等で走りが見違えるように
快適になりました

長い塀を西向きで撮影、
並木の向こう側には
今は廃墟となった奈良ドリームランド跡が位置します

門塔に落ちる晩秋の夕日、
この時期、日が暮れるがほんとうに早い

奈良少年刑務所の項おわり
動画、意欲作成中です


動画完成しました!2014.11.10

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